神奈川横浜市の当院におけるいびき外来

このページではいびきについて医学的な知識・根拠と研究結果に基づく説明いたします。

 ►  イビキとは
 ►  原因は:人間はなぜいびきをかくでしょう
 ►  検査・診断方法
 ►  対策・治療方法
 ►  外科的治療・レーザー手術治療について

  いびきでよく悩んでいる方へ

いびきとは、睡眠時の呼吸に伴う鼻や喉で生じる荒い音のことです。非常に多くみられ、加齢とともにさらに多くなります。平均では男性の約20-24%、女性の約5-10%がいびきをかきます。また、年齢、家族歴、喫煙、肥満によって頻度が変わります。さらに、同じ人でもイビキの大きさや頻度は日によって、睡眠の時間帯によって、また睡眠時の体位によって変わります。 

いびきは社会的な問題を引き起こすこともよくあります。軽度ないびきにもかかわらず、「イビキをかく」ことの恥ずかしさから心に深い悩みとして捉えてしまうこともあります。いびきの音だけなら、一人暮らしでは大きな問題にならないと思うかもしれませんが隣の家から文句を受けたという方もあります。また、旅行や出張先のホテルで問題が出る場合もあります。さらに、結婚生活ではパートナーや子供から文句を言われることに悩んで、部屋を別にすることになってしまうということもよくあります。

一方、いびきをかくのは周りに迷惑をかけることのみならず、健康面では睡眠時無呼吸障害の前駆的な症状でもあり、非常に注意が必要です。特に習慣的にうるさいイビキをかく場合には睡眠時無呼吸症候群が伴う割合が高いので原因を調べるPSG検査が必要です。

  イビキの原因とは

いびきをかくのは鼻、喉、咽頭の構造とも強く関係します。呼吸の気流が鼻から喉まで通る道の部分を上気道といいます。様々な因子の影響で上気道が狭くなると、細い管である上気道を通る気流が乱気流に代わり、周りの粘膜を振動させることによってとイビキ音が発生します。

特に軟口蓋(のどちんこ)は振動しやすい部分です。また、正常な人でも疲労時、飲酒時または睡眠薬内服時等の状態で寝ると、いびきをかきます。原因と因子についてもっと詳しい説明はほかのページに参考してください。

  診断・必要な検査

医学的に週3回以上いびきをかくと「習慣性イビキ」と定義され、睡眠呼吸障害(SDB)関係の病気とされます 。一人暮らしの方はいびきの頻度を調べることは難しいかもしれませんが、最近では音の程度について音響解析によってある程度分析できる様々なスマートフォンのアプリが出ています。気になる方はそういったものを利用して確認してみるのも良いかもしれません。

いびきの悩みで何科に相談・受診するかということについて迷っている方もあるかもしれません。イビキの発生・原因部位である喉の疾患の専門科として耳鼻咽喉科では原因、治療、検査および治療について研究が行われていますので、耳鼻科外来にはいびきの悩みで受診する方が多く訪れます。

神奈川県横浜市の大倉山耳鼻科では、いびきの患者様にはまず専用の問診表を記入していただき、日中眠気の程度を確認します。その上で、診察で鼻と喉の状態、鼻の構造、アレルギー性鼻炎、喉・咽頭の構造、扁桃腺の肥大の有無を確認します。

医学的面からは週3回以上強いイビキをかく方は睡眠時無呼吸の有無を検査で確認することは重要です。検査についての詳しい説明はほかのページを参考してください。

神奈川県横浜市の大倉山耳鼻科におけるいびき外来に関して、原因、基本的な知識、検査・診断方法、保存的な対策と治療法についてガイドラインと研究結果を参考しながら説明しました。

  対策・改善方法

いびきを対策・治療することで睡眠の質も改善し健康増進と共にQOLの向上にも繋がります。基本的な対策は生活習慣を改善するということです。それで治らないイビキに対してはレベル・重症度と原因に応じて個別に治療を計画しなくてはなりません。

では、生活習慣を改善するとはどういうことでしょうか。

 

  1. 減量療法:上気道が狭くなることに影響する代表的な原因として肥満症があります。肥満症かどうかを簡単に判断するには、検診でもよく言われるBMI指数を見ることです。BMI指数とは身長と体重の関係を表す数値です。日本人の場合このBMI指数が25を超えると肥満症開始の恐れを示します。肥満症で増えた脂肪組織は体の全体と共に上記で説明した上気道の周辺にもつきます。その結果、上気道が狭くなり、いびきが出やすくなります。是非自分のBMI指数を計算し、肥満症かどうかを確認しましょう。
  2. 運動療法:睡眠時に上気道を安定させるのはその周りの筋肉の力です。運動によって体の全体的な力と共に首・顎の周辺の筋肉の力も増加し、上気道が狭くならないように安定させます。また、肥満症にならないための重要な対策にもなります。どういった運動をどの程度すればよいでしょうか。運動の目安としては、
  3. 横向き睡眠:睡眠時の上気道の広さ(拡大)に影響するもう一つの原因としての寝る姿勢があります。仰向きの姿勢で寝ると、舌とあごが喉に落ち込みます。その結果、上気道が狭くなり、いびきが発生しやすくなります。逆に、横向きに寝るとこの状況を防げることで、有効な対策になります。
  4. アルコールの禁止:お酒を飲むとイビキかく、または悪化するということを経験している方もよくいるかもしれません。アルコールには筋弛緩作用と鼻腔抵抗を増加させる作用があるからです。上記でも説明したように、筋弛緩作用により上気道関係の筋肉の力が低下することで上気道は潰れやすくなります。さらに、血流の上昇によって鼻詰まりが起こり、鼻呼吸が口呼吸に切り替わります。その結果、睡眠時間に近い時間に飲酒すると、いびきが悪化します。睡眠薬代わりの寝酒は睡眠衛生を壊して不眠のもとになりますので禁酒をお勧めします。睡眠薬にも筋弛緩作用がよくありますので、医師の指示で正しく使うことが必要です。

マウステープ:鼻づまりがなくても口呼吸が習慣的になっている方もいます。この場合、マウステープという軽いテープを寝る前に唇に貼ることで口呼吸を防ぎ、鼻呼吸に戻すことができます。それによって、いびきは軽減しますし、喉の乾燥もしにくくなります。しかし、鼻呼吸をしてもイビキが続く場合もあります。また、花粉症、アレルギー性鼻炎などでもともと鼻が詰まっている場合、まず鼻炎の治療が必要になります。

ここまでいびきの基本的対策として生活習慣を改善する方法について説明しました。生活習慣を改善することのみで治らない問題に対しては、内服による治療、外科的治療・手術を含めて様々な方法があります:
  マウスピース・口腔内装置
  ナステント
  CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
  外科的治療・レーザー手術

詳しい説明はほかのページを参考してください。

 神奈川県横浜市の大倉山耳鼻科におけるいびき外来に関して、原因、基本的な知識、検査・診断方法、保存的な対策と治療法についてガイドラインと研究結果を参考しながら説明しました。

  参考文献:

[1] Khoo SM et al: Risk factors associated with habitual snoring and sleep-disordered breathing in a multi-ethnic Asian population: a population-based study. Respir Med. 2004 Jun;98(6):557-66.

[2] Young T: The occurrence of sleep-disordered breathing among middle-aged adults. N Engl J Med.1993 Apr 29;328(17):1230-5.

[3] Al-Hussaini A: An evidence-based approach to the management of snoring in adults. Clin Otolaryngol.2015 Apr;40(2):79-85. 

[4] Stein MD, Friedmann PD: Disturbed sleep and its relationship to alcohol use. Subst Abus. 2005 Mar;26(1):1-13. 

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