ご挨拶
こんにちは、辺照(ベデル)です。
この度、「三保耳鼻咽喉科」を継承させていただき、2019年1月より「大倉山耳鼻咽喉科」として開設するはこびとなりました。以前より三保耳鼻咽喉科で勤務しておりましたので、長いお付き合いがある皆様もいらっしゃると思いますが、これを機に改めましてご挨拶をさせていただきます。
当院は以前より小児耳鼻科(こどもの中耳炎、副鼻腔炎、溶連菌性扁桃炎など)、アレルギー性鼻炎・花粉症、睡眠時無呼吸症候群について特に経験が豊富です。
アレルギー性鼻炎・花粉症に対して最適な内服治療に加えて、スギ花粉舌下免疫療法とダニ舌下免疫療法、花粉症の日帰りレーザー治療も可能です。
睡眠外来・いびき外来では睡眠時無呼吸、睡眠障害・過眠症、いびきに関して自宅でできる簡易検査からCPAP治療の管理までの療法をおこなっています。また、難聴の方に対しては、週2回補聴器専門外来を受け付けています。
お子さんの風邪、難治性中耳炎、滲出性中耳炎、副鼻腔炎・蓄膿症、アデノイド増殖症に対して内視鏡の写真でわかりやすく説明しながら診療をおこなっています。
これ以外にもめまい外来、耳鳴り専門外来、耳管開放症、耳管狭窄症に対しての専門的療法をおこなっています。
また、外国人の方には英語でも説明できます。
土曜日・日曜日の外来診療を以前と同様に継続しております。令和2年5月よりオンライン診療も開始になりました。ご希望の方は専用ページと問診表を確認ください。
平日週二回の診療は女性耳鼻科専門医が担当しています。女性医師ご希望の方は今月の診療表をご確認ください。
当院が皆様にとって身近で頼りになる、あたたかいクリニックとなることで地域の皆様に少しでも恩返しができるようスタッフと共に精一杯頑張る所存です。
よろしくお願い申し上げます。
経歴
1993年 国立ハジェッテペ大学医学部卒業
1998年 ガーズィ大学医学部・耳鼻咽喉科臨床研修医
1999年 Indianapolis University affiliated Head & Neck Surgery rotation
2001年 来日 岡山大学医学部
2006年 岡山大学・大学院医学研究科「耳鼻咽喉科・分子遺伝学」博士課程卒業
2008年 和歌山県立医科大学・外国人特別研究員
2009年 和歌山県立医科大学・臨床研修医
2011年 和歌山労災病院 耳鼻咽喉科勤務
2013年 藤沢・御所見病院 耳鼻咽喉科勤務
2018年 三保耳鼻咽喉科勤務・副院長
2019年 大倉山耳鼻咽喉科 開院
免許、資格など
日本医師免許
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
医学博士 (日本厚生労働省)
外国人特別研究員・博士号取得 (日本学術振興会)
米国医師研修資格(ECFMG certification)取得
補聴器相談医・補聴器適合判定医師
トルコ厚生省医師免許
トルコ厚生省医学耳鼻咽喉科専門医
特に専門とする分野(サブスペシャリティー)
中耳炎の診断と治療(乳幼児急性中耳炎・鼓膜形成手術)
アレルギー性鼻炎・花粉症の診断と治療
いびきと睡眠時無呼吸症候群の診断と治療
老人性難聴に対する補聴器の適合と装用指導
めまい、耳鳴り、内耳性難聴の診断と治療
医師コラム:マイストーリー
わたくし個人に関して、ご紹介させていただきたいと思います。
出身はトルコの首都アンカラです。トルコのハジェッテペ大学医学部を卒業したあと、アメリカやトルコの大学病院で耳鼻科専門医として働きました。その後、かねてから興味のあった癌の遺伝子的研究のために来日しました。
数ある留学先の中からなぜ日本を選んだのかというと、トルコ人は全般的に日本人に対し、勤勉で礼儀正しい民族であることや、テクノロジーの進んだ国ということで好感をもっており、私も一度日本に行ってみたいという漠然とした思いがあったからでした。
岡山大学医学部博士課程に入り癌抑制遺伝子について研究をしていくうちに、日本という国がとても気に入り、一時的な留学のはずがずっと日本に住みたいという気持ちが大きくなっていきました。
来日当初はひらがながやっと読める程度で日常生活は英語で過ごしていましたが、日本人の妻と出会い結婚したこともあり、これからは日本で生きていこうと決心し、これまで日本ではできなかった臨床(治療、診察)をするために日本の医師免許取得を決意しました。そのためにまずは医師国家試験受験資格として必須の日本語検定一級取得を目標に日本語の勉強をするところから始めました。
全部ひらがなの簡単なテキストから始め、研究と論文執筆、後輩指導などの合間にひたすら勉強し、トルコ、アメリカに続き三つ目の医師免許、日本の医師国家試験に合格することができました。
さらには耳鼻咽喉科専門医資格も取得することができたのはこれから日本で医師として働き、たくさんの患者さんのお役に立てるという大いなる自信を得ることでもあり大変うれしいことでした。
臨床医としては、和歌山県立医科大学で臨床研修を修了し、和歌山県立医科大学病院耳鼻咽喉科に入局しました。耳鼻科の名医の山中昇教授が指導医になりました。その後、和歌山労災病院・耳鼻科で勤務医になり、忙しい臨床現場の中で、頭頸部癌・中耳炎・副鼻腔炎の手術を含めてさまざまの技術を得て、耳鼻科医としての理解が深まりました。同時期に頭頚部癌とmicroRNAおよび幹癌細胞についての研究も進みました。
そしてこのたび、横浜市・港北区、大倉山の地で以前より勤務させていただいていた「三保耳鼻咽喉科」を継承し、2019年1月5日より「大倉山耳鼻咽喉科」として開院するはこびとなりました。
上記の経歴にて得た知識、技術を横浜地域の皆様の健康のために役立たせることができれば幸いと考えております。今後とも皆様のご期待に少しでも沿えるよう、地域の健康増進に一助となるよう勤めてまいります。あらゆる年代のかかりつけ医として、お気軽にご相談いただければと思います。
今後とも大倉山耳鼻咽喉科をよろしくお願い申し上げます。
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