睡眠時無呼吸症候群の検査
横浜市港北区大倉山耳鼻科
睡眠時無呼吸症候群を無治療のまま放っておくと生活習慣病を招いたり、悪化させるリスクがあります。健康な生活を維持するためには早期診断と早期治療が重要です。横浜市港北区大倉山耳科クリニックにおける睡眠・SAS外来をご案内します。睡眠時無呼吸症候群の診断基準と簡易検査・PSG検査について説明します。
症状や身体診察のみで診断することは容易ではありませんのでSAS疑いの症状を持っている方には睡眠時無呼吸症候群を確認する検査をおすすめします。特に大きなイビキかく、無呼吸、日中眠気などの症状および肥満症が前駆的なサインです。睡眠時無呼吸症候群の診断には3種類の検査があり、その内の2種類が専門的に行う検査です:
1) 簡易検査:自宅で簡単にできるスクリーニング目的のテストです。鼻口気流センサー,パルスオキシメーター,胸壁運動 センサーなどからなります。呼吸、呼吸努力、いびき、酸素飽和度、脈拍数、体位、体動の7項目の測定を行います。費用は健康保険が適用されますので、3割負担の方の場合は約2,700円です。横浜市大倉山耳鼻科のSAS外来でもこの検査の受付ができます。
2) 在宅PSG検査(終夜睡眠ポリグラフィー、Polysomnography):自宅でできる、睡眠時無呼吸症候群を精密的に判断できる検査キットです。時間的にも費用的にも入院での検査に比べて負担が少なく実施することができます。在宅で専用の睡眠キットを使用して、脳波・眼球運動、呼吸、呼吸努力(胸及び腹の動き)、イビキ、酸素飽和度、脈拍数、オトガイの筋電、体位、体動の10項目の測定を行います。キット内のSDカードに睡眠データーが記録され、睡眠専門の臨床検査技師より解析が行います。費用は健康保険が適用されますので、3割負担の方の場合は約11,250円です。 横浜市大倉山耳鼻科のSAS外来でもこの検査の受付ができます。
3) 入院PSG検査(終夜睡眠ポリソムノグラフィー、Polysomnography):専門病院に紹介し、入院が必要です。費用は検査費用に加え、入院費その他諸経費がかかりますので病院によって変わり、3割負担の方の場合は約4~7万円程度です。
検査結果の評価
睡眠時無呼吸症候群の重症度は睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の数を合わせる数値(AHI)によって評価されます。
AHI (RDI) は0~4:正常範囲
AHI (RDI) は5~14:軽度
AHI (RDI) は15~29:中等度
AHI (RDI) は30以上:重症度
参考文献:
[1] Collop NA et al: Obstructive sleep apnea devices for out-of-center (OOC) testing: technology evaluation. J Clin Sleep Med. 2011;7(5):531-548.
[2] Bosi M et al: Phenotyping the pathophysiology of obstructive sleep apnea using polygraphy/polysomnography: a review of the literature. Sleep Breath. 2018;22(3):579-592. doi:10.1007/s11325-017-1613-3.
[3] Khoo SM et al: Risk factors associated with habitual snoring and sleep-disordered breathing in a multi-ethnic Asian population: a population-based study. Respir Med. 2004 Jun;98(6):557-66.
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